福岡管区気象台は30日、熊本県の阿蘇山の噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げた。中岳第一火口から噴煙が高さ300メートルまで上がるなど火山活動が高まっており、火口から1キロの範囲に影響する噴火のおそれがあると判断した。
地元の阿蘇市などでつくる阿蘇火山防災会議協議会は火口周辺約1キロ圏の立ち入り規制を発表し、火口見学エリアに向かう有料道路を通行止めにした。
噴火警戒レベルを2へ引き上げるのは、2021年10月以来。阿蘇山ではその後、大きな噴石の飛散や火砕流が起きてレベル3(入山規制)まで高まるなどした後、22年4月にレベル1に下げられていた。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル