阿蘇神社の楼門が復旧し「くぐり初め」 地震から2791日で扉開く

城戸康秀

 待たせたね――。「阿蘇神社」の金文字が躍る扁額(へんがく)が楼門をくぐる人たちを迎え入れた。

 2016年4月16日の熊本地震から2791日。阿蘇神社(熊本県阿蘇市)で7日、再建された楼門の竣功(しゅんこう)祭があった。楼門を含む国重要文化財6棟が被災した同神社の社殿の復旧工事がこれで完了した。

 ぺしゃんこに倒壊した楼門は解体され、修復した部材で組み立てられた。工事用の覆いが外れた半年前、2層の大屋根が姿を見せたが、扉は閉ざされたままだった。式典後、地元の人たちは楼門の「くぐり初め」で復興の喜びを分かち合った。(城戸康秀)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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