天皇陛下は即位前から、世界平和や自然環境などの観点から「次世代」を意識した発言が多かったが、今回の誕生日ご会見でも、令和とその先の時代を担う若年層に対する温かいまなざしが随所に見られた。
「特に若い人たちに、世界の人々への理解を深め、平和の尊さを感じてほしい」。今夏に開催される東京五輪・パラリンピックについて、陛下はそう期待を込められた。大会期間中は海外からの訪日客が増加することを踏まえ「取り分け若い人たちが彼らとの交流を通じ、世界の多様性に対する理解を深め、国際的な視野を広げる機会になる」とも付け加えられた。
また、東日本大震災の被災者を案じる中で「子供たちの心のサポートといいますか、心のケアの問題も大切であり、それはまだ残っている」とご指摘。近年で印象に残った出来事として、増加する児童虐待や子供の貧困を挙げ「心が痛みます」とした上で、「次世代を担う子供たちが健やかに育っていくことを願ってやみません」と述べられた。
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
Leave a Comment