降雪が本格化するのを前に、消費者庁は13日、手押し式除雪機の安全な使用を呼びかけた。昨冬は54件の事故が発生。除雪機の安全装置を固定して働かないようにするのはやめるよう求めている。
除雪機による事故は昨年11月から今年3月、12道県で54件あり、2人が死亡、22人が重傷を負った。2017年度に98件の事故が発生。8人死亡、51人が重傷を負った。雪詰まりを取り除こうと投雪口に手を入れて指を切断したほか、除雪機と壁の間に挟まれたり、除雪機にひかれたりして死亡する例があった。
除雪機には手を離すと自動で停止する安全装置がついているが、作業しやすいようひもで縛るなどして固定する人がいる。そのため安全装置が働かずに事故につながった例もあった。
同庁は、定期点検を行い、安全装置が正常に動くか確認する▽エンジンをかけたまま投雪口などに手を近づけないようにし、雪が詰まった場合はエンジンを止めて雪かき棒を使う▽移動中や収納中、後進時にも気をつける――などの注意も呼びかけている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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