陸自ヘリ事故、救助の手がかり見つからず 海保と自衛隊の捜索続く

国吉美香 成沢解語

 沖縄県宮古島周辺で6日、陸上自衛隊の隊員10人が乗ったヘリコプターが消息を絶った事故で、海上保安庁と自衛隊は8日も現場海域の捜索を続けている。いまだ人命救助につながる手がかりはなく、隊員の安否は不明のままだ。

 7日夕方からは、第11管区海上保安本部那覇市)の巡視船4隻に加えて上空から捜索するためにヘリ1機も出動。自衛隊と連携し、夜通しで捜索を行っている。海保はこれまでに機体側面のスライドドアや、「浮舟」と呼ばれる救命ボートなど12点の漂流物を現場海域で発見している。

 防衛省によると、8日は海空自衛隊の航空機6機、海自艦3隻、陸上自衛隊員約270人で捜索している。

 航空機は、事故機が消息を絶った周辺を広範囲に上空から捜索。海自艦3隻のうち1隻は掃海艇「ししじま」で、水中カメラや水中無人機、音波で海中の物体を探知するソナーを使って捜索するとみられる。他の2隻も海上の捜索を続ける。(国吉美香、成沢解語)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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