陸自OB「銃のルール、破れば連帯責任」 発砲事件の射撃場も経験

 陸上自衛隊日野基本射撃場(岐阜市)で隊員3人が撃たれて死傷した事件で、元自衛官の20代男性が取材に応じた。殺人未遂容疑で逮捕された自衛官候補生の男(18)と同じ守山駐屯地名古屋市)に数年前に所属していたという。

 男性によると、自衛官候補生は隊員同士で共同生活を送りながら、自衛官となるために必要な、基礎的教育や訓練を受ける。その後、部隊勤務などを経て入隊から約2年間に及ぶ任期を迎える。その後は自衛官を続けるか、退職するかで分かれる。

 訓練の中では、銃の扱い方や実弾の装備方法についても学ぶ。男性は実弾を使う射撃訓練を候補生期間の終盤に2回受けたといい、事件のあったこの時期は「春に入隊した自衛官候補生からしたら、基本的な訓練の集大成の時期」と言う。

 男性は守山駐屯地に所属していた期間も含めて年に数回、今回の現場となった日野基本射撃場での射撃訓練に参加したことがあった。射撃場は室内で防音性が高く、外に音は漏れにくいという。

「直前まで指をかけるな」

 訓練では5~10人が列とな…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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