石平道典
新型コロナウイルスの影響で中止が続いていた東京の夏の風物詩「隅田川花火大会」が今夏、4年ぶりに開催されることになった。開催日は7月29日。毎回90万人以上の観客が集まるが、2020年以降は開催が見送られていた。
大会は江戸時代の1733年に行われた「両国の川開き花火」が起源。交通量の増大などで1961年の開催が最後になったが、78年に隅田川花火大会と呼び名を変えて復活した。
11日に台東区内であった実行委員会が決定し、発表した。都と台東、墨田、荒川、中央、江東の5区などでつくる実行委で協議した結果、5月8日から新型コロナの感染症法上の類型が5類に移行し、イベントの人数制限も撤廃されることなどから、開催が可能と判断した。
大会は今年で第46回。午後7時~8時半に実施する。桜橋下流と言問橋上流の間に第1会場を、駒形橋下流と厩(うまや)橋上流の間に第2会場を設置し、計2万発を打ち上げる。
感染症対策は、開催時点の国や都の基準に従って実施するという。台東区観光課内の実行委事務局の担当者は「コロナ前の隅田川花火大会が完全復活する。万全を期して安全安心な大会にしていきたい」と話している。(石平道典)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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