障害ある生徒は「血管性認知症」? 事実と異なる記載、道立高が謝罪

 札幌市内の道立高校に今年4月から通う障害のある生徒について、同校の男性教諭が事実でない病状を記載した資料を作成し、他の教員と共有していたことがわかった。同校は6日、不適切な対応と認めて保護者に謝罪した。保護者は「学校側が障害を理解し受け入れてくれていると思っていた。驚きとショックを隠せない」と話す。

 同校によると、特別支援教育担当の男性教諭は今年3月、生徒の障害の程度や必要な配慮などをまとめた資料を作成した。保護者や中学校の担任から聞き取った内容として、知的障害や身体障害と並べて、実際には診断されていない「血管性認知症」と記載。その上で「数秒から数分のみ記憶が保持」「保持される情報量は幼児並み」などと事実とは異なる説明をした。資料は教員間の打ち合わせで共有されていた。

 保護者が、別の教員から伝え…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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