13日に閉幕した北京冬季パラリンピックで日本勢は7個のメダルを獲得した。そのうち6個を占める活躍をみせたのがアルペンスキー。大会中、アルペンチームを指導する大日方邦子さん(49)は悔しそうに話した。
「これからの競技を担う子どもたちや若い人に目の前で大会を見せたかった。貴重な機会を失ったのは本当にマイナス」。北京パラは新型コロナウイルスの感染対策のため、地元の招待客以外の一般客は観戦できなかったからだ。
「パラバブル」。この数年、関係者間でささやかれてきた言葉だ。東京パラ開催が2013年に決まって以降、社会の関心や企業の支援が急に高まった。光が当たりにくい状況が長かっただけに、露出度が増えた近年の状態は関係者に「バブル」と映った。
「バブル、静かにしぼんでいく」
東京パラがコロナで1年延期…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル