中学生を脅して拘束し、福岡県久留米市の障害者施設に監禁したなどとして、県警は20日、施設を運営する福岡市のNPO法人「さるく」理事長、坂上(さかうえ)慎一容疑者(57)=同市早良区西新5丁目=と、同県志免町立小学校の教員、松原宏容疑者(37)=同県篠栗町中央5丁目=を逮捕監禁と強要の疑いで逮捕し、発表した。県警は認否を明らかにしていない。県警は、他の未成年者らへの同様の行為も約10件確認しているという。
捜査1課によると、2人は昨年10月9日午前0時ごろ~11日午後7時半ごろ、長崎県内の中学生の男子生徒(14)=当時=宅で、この生徒の手足を結束バンドなどで拘束。「暴れたら殴るぞ」と脅して頭に袋をかぶせて殴り、車で坂上容疑者が運営する施設などに連行して監禁したうえ、生徒が自分の非を認める文章を書くよう強要した疑いがある。坂上容疑者は、生徒の親から報酬約100万円を受け取ったという。
捜査関係者によると、昨年11月、この施設の女性職員(当時)が、通所していた小学生男児に対する暴行容疑で逮捕=処分保留=され、「施設内で暴行は許容されていた」と供述。坂上容疑者は、県警の任意の事情聴取に対して関与を否定していたが、家宅捜索で今回の容疑などを裏付ける動画が押収された。
坂上容疑者は「長瀬慎一」と…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル