東京都営地下鉄で不正乗車を繰り返したとして、警視庁は19日、都交通局職員で、都営大江戸線都庁前駅の駅員、富田和義容疑者(52)=埼玉県草加市=を電子計算機使用詐欺容疑で逮捕し、発表した。障害者の80代の母親に発行された「無料乗車券」を使用したという。警視庁は、富田容疑者が10年以上前から、通勤や私用で不正乗車を繰り返したとみて調べている。
蔵前署によると、富田容疑者は昨年9月、母親の無料乗車券を使い、17回にわたり都営地下鉄に乗車。運賃計3360円を支払わなかった疑いがある。休日に私用で使っていたという。
東京都交通局によると、無料乗車券は都内に住む身体障害者や知的障害者などに発行している。都営地下鉄や都バス、都電、日暮里・舎人ライナーに無料で乗車することが可能だが、当事者以外の利用は厳禁だ。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル