集団避難の中学生、笑顔で輪島に 3市町400人の避難がすべて終了

 能登半島地震で集団避難をしていた石川県輪島市の中学1、2年生が22日、避難先の同県白山市から地元へ戻った。この日までに輪島市の中学3年生や珠洲市、能登町の中学生らも戻っており、1月中旬から実施されてきた約400人の集団避難は全て終了した。

 午後5時ごろ、輪島市内の駐車場に市立輪島中の生徒らを乗せた3台のバスが到着した。保護者らが「おかえりなさい!」と出迎えると、降り立った生徒たちの笑顔がはじけた。同中2年の船板楓さん(14)は「あっという間だった。映画にも連れて行ってもらい、楽しかった」と振り返った。

 集団避難は子どもたちの学ぶ機会を確保するため、被害が甚大だった3市町で行われた。保護者の同意が得られた生徒が対象で、輪島市では258人が白山市に、珠洲市と能登町では計142人が金沢市にそれぞれ避難。同行した教諭らによる授業を現地で受けながら、寝食をともにしてきた。(滝沢貴大、西岡矩毅)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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