父母が離婚することを、子どもたちはどう考えているのか。周囲の大人たちはどう支えればいいのか――。離婚後も共同親権を選べるようにする民法などの改正案が14日にも国会で審議入りするのを前に、親が離婚した子らを支援する活動をするNPO法人「ウィーズ」(千葉県鎌ケ谷市)の光本歩理事長(35)に聞いた。
離婚後の親権について考える上で気をつけてほしいのは、子どもが父母の争いに触れなくても良い環境を作ることです。
親の別居や離婚を経験した子どもたちの心境には、いくつかの共通点があります。その一つが「親の争いに触れるのがつらい」という心情です。どちらに親権があろうとなかろうと、子どもにとって父と母は生物学上ひとりずつで、それぞれが自分のルーツです。父母の一方が、もう一方の親を非難するのは、子どもにとっては自らのルーツを否定されているのに等しい状況です。
ただ、裁判を通じて離婚した…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル