梅雨は雨の日が続き、毎日の洗濯物を外干しできない日が増えますよね。かといって単純に部屋干しするとニオイも気になるので、洗濯乾燥機を使用する方も多いかもしれません。
そこで気になるのが電気代。実際はどのくらいの電気代がかかっているのでしょうか。
LIONお洗濯マイスターの片木徹也さんに、詳しく教えて頂きました。
乾燥機の電気代は?
「実験の結果、綿のフェイスタオル1㎏を乾かすのにかかる時間は、電気衣類乾燥機も縦型電気洗濯乾燥機も約1時間20~40分。フェイスタオル3㎏だと約3時間~4時間15分かかりました。子育て中のご家庭だと、洗濯物の量はもっと多くなるでしょう。
消費電力(kW)当たりの単価は25円前後(2018年5月現在)ですから、3kgの洗濯物を3.5時間かけて乾かすと90円弱のコストがかかる計算になります。毎日使えば、ひと月あたり約2,700円!これは家計をやりくりしている主婦にとって、なかなか見過ごせない金額ですよね。」(片木さん)
では、電気代を抑えるために乾燥機を使用する時間を短くしつつ、でもしっかり洗濯物を乾かすには、どうしたらよいのでしょうか。
最も節約できる方法とは?
「様々な方法を実験した結果、すべて自然乾燥したパターン1は、3時間後の水分量が34.4%も残っていましたが、最初の30分乾燥機を使った後に自然乾燥したパターン2では、8.1%まで低下していました。
さらに最初の2時間30分は自然乾燥して、その後に30分乾燥機を使用したパターン3は、水分量がなんと0%に。
つまり検証結果を踏まえると、乾燥機を使うことで乾燥時間は短縮できますが、洗濯物を干した直後ではなく、乾く直前の30分に使うとより効果的に乾燥させることができました!
干す環境によっても違いますが、干して約5時間以上たったころから部屋干し臭いが発生するといわれてますから、乾燥機の力を借りてできるだけ早く洗濯物を乾かしたいものですね。」(片木さん)
仕事の前に干して帰宅後に乾いていない物のみ乾燥機へ入れるなど、ご自身のライフスタイルに合わせながら、洗濯乾燥機を賢く活用していきたいですね。
ウェザーニュース
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