雪不足から一転 雪合戦、無事に開催 ボール合戦は回避

 「魚沼国際雪合戦」が9日、新潟県魚沼市の響きの森公園で行われた。実行委員会は雪不足に備え、雪玉に代わるソフトテニスボールを用意していたが、大会の数日前に雪が降り、直後に雪玉での開催を決定。この日も前日からの降雪で会場は50センチほどの積雪になり、参加者たちは雪の感触を楽しみながら熱戦を繰り広げた。

 32回目の今年は県内外の194チームが参加した。雪合戦は1人を「大将」とする5人ずつの2チームが対戦するトーナメント方式。雪玉をぶつけられると選手たちの持ち点が減り、持ち点がなくなると退場。対戦は2分間で大将を退場させるか、残っている人数が多い方が勝ちとなる。

 東京から会社の同僚と参加した池内想さん(25)は「ボールならどこでもできるから、雪玉が良いと思っていた。周りの雪景色も最高」。大会準備に奔走した小出商工会青年部の岡部圭助部長は「雪合戦を楽しんでもらえてよかった。これほど雪を待ち望んだこともなかった」と、ホッとした様子で笑顔を見せた。(荒海謙一)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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