雪崩や遭難のリスクが高いバックカントリー 事故相次ぐ雪国の危機感

 長野県小谷(おたり)村の白馬乗鞍岳天狗原東側の斜面(標高約2100メートル)で29日、雪崩が発生し、複数人が巻き込まれた。スキー場などの管理されたコースではなく、整備されていない自然の山中を滑走する「バックカントリー」(BC)をしていたとみられている。BCを巡っては各地で遭難や死者が相次いでいる。

 北海道では今月13日、倶知安(くっちゃん)町の羊蹄山をBCスキーで訪れた外国人パーティーから「女性1人が雪崩に巻き込まれた」と110番通報があった。道警ヘリが現場から女性を救助したが、その後、死亡が確認された。

 道警などによると、死亡したのはドイツ国籍の女性(31)で、窒息死だったという。パーティーはヨーロッパからのツアー客で、ガイドを含む13人はガイドを先頭にして順番に滑走していたところ、女性だけが雪崩に巻き込まれたという。

 道警地域企画課によると、山…

この記事は有料記事です。残り520文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment