東京都議選中に無免許運転で事故を起こした疑いがある木下富美子都議(54)が、出処進退について沈黙を貫いている。都議会で辞職勧告決議が可決されて3週間以上が過ぎたが、都議選で再選して以降、公の場に姿を見せておらず、18日から始まる臨時会に出席するかも不透明だ。この間も報酬と政務活動費合わせて月額約132万円が支払われており、都議会関係者は怒りをあらわにする。
「一体、いつまで雲隠れしているつもりなのか。有権者をバカにしている」
木下氏が所属していた地域政党「都民ファーストの会」のある都議は、苦い表情を浮かべて憤る。
木下氏が無免許運転で事故を起こした疑いがあるのは、都議選投開票2日前の7月2日。ぶつかった車に乗っていた男性と妻はけがを負ったとされる。だが、木下氏は事故について都民ファに報告しないまま、都議選投開票日の翌日の同5日に報道で発覚した。都民ファは事態を重く見て、同日夜に除名処分とした。
木下氏は3日後の8日、自身のホームページを更新。「今回の行動が有権者の皆様の信頼を損ねることになり、深くおわび申し上げます」とする一方で、議員を続けるかどうかは「様々なご意見をいただきながら、熟考を重ねてまいります」と明言を避けていた。
辞職勧告の都議会、「強制失職させるほどでも」
都民ファ関係者によると、木下氏には、事故の疑いが発覚した当初から「辞職するべきだ」と伝えていたが、その後は音信不通になったという。
都議会は23日にあった臨時…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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