安全性を主張しながら、いまだに裏付けを示せていない。いつまでも付き合うわけにはいかない。札幌地裁の判決は、こんな論理で泊原発の運転を差し止めた。北海道電力の当事者能力に大きな疑問を投げかけた判決ともいえる。 判決が直接指摘した防潮堤だけではない。北電は、敷地内断層をめぐる原子力規制委員会の審査でも、最低線を探るような無理筋の主張を繰り返してきた。規制委からは、社内の専門家の不足も批判されてきた。 原発の安全確保の責任は一義… この記事は有料会員記事です。残り436文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル Partagez !