国内に住む外国人や外国人観光客に電動キックボードの交通ルールを知ってもらおうと、警視庁は多言語対応のリーフレットを作り、25日、東京都豊島区で留学生向けに配布した。今後は都内で配る予定という。
日本語のほかに英語、中国語、ベトナム語、韓国語の4カ国語に対応。「ヘルメットを着用」「停止線で停止」など17項目を各国の言葉で説明し、A4サイズ1枚の表裏にまとめた。
巣鴨署などは25日、豊島区内の日本語学校に通う留学生約30人を対象に交通安全教室を開いた。留学生は実際に電動キックボードに乗って注意点を確認。中国出身の王鶴翔(オウカクショウ)さん(23)は「初めて乗ったが、便利だと思う。将来は日本で働きたいので機会があればまた乗りたい」と話した。
電動キックボードは7月から「自転車並み」にルールが変わった。警視庁交通総務課によると、都内では8月、運転免許が不要な電動キックボードに関して616件が取り締まり対象になった。尾崎亮太課長は「国によってルールは違う。リーフレットが交通ルールを知る機会になれば」と話した。(御船紗子)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル