遠藤美波
東京都内で電動キックボードの飲酒運転摘発が相次いでいることを受け、警視庁は28日、港区六本木の六本木交差点で飲酒検問を実施した。大型連休中の来月8日まで重点的に取り締まりたいとしている。
同交差点周辺では、電動キックボードで通行する人たちが散見された。警察官は運転手を呼び止めると、呼気検査をしたり交通ルールの説明をしたりした。ナンバープレートを付けておらず、警告を受けた運転手もいた。近くの居酒屋では、客向けに注意喚起のビラ配りも行われた。
電動キックボードは原則として道路交通法上の「原付きバイク」に分類され、飲酒運転やヘルメット不着用、歩道走行などが禁じられている。
都内では今年に入ってから今月27日までに飲酒運転で8人が検挙されており、昨年1年間の1件と比べて大幅に増えている。交通総務課の担当者は「電動キックボードでも酒を飲んで乗ったら重大犯罪だと呼びかけ、悲惨な事故を防ぎたい」と話した。(遠藤美波)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル