電動アシスト付き自転車のバッテリーを盗んだとして、警視庁は、東京都江東区大島5丁目、無職小形一仁容疑者(47)を窃盗の疑いで逮捕し、25日発表した。
自転車本体にバッテリーを固定する鍵を何らかの方法ではずして持ち去ったとみられ、同庁は利用者に注意を呼びかけている。
深川署によると、江東区内では4月以降、電動自転車のバッテリーが盗まれる被害が30件近く寄せられており、署は関連を調べる方針。
逮捕容疑は、5月6日午後11時半ごろ、同区東陽7丁目の集合住宅内の駐輪場で、電動アシスト付き自転車2台から充電式バッテリー2個(計約5万円相当)を盗んだ疑いがある。調べに対し「金に困っていた」などと話し、容疑を認めている。
署が小形容疑者のスマートフォンを解析したところ、4~5月にフリーマーケットアプリに約50個のバッテリーを出品し、1個1万~2万円程度で販売していたことがわかったという。
警視庁は電動自転車用バッテリーの盗難防止対策として、備え付けの鍵の他にワイヤ錠などを使い二重にロックする▽自宅駐輪場ではバッテリーをはずして屋内で保管する――ことなどを推奨している。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル