電卓の画面に数字や数学の記号が並ぶ。でも、これは計算式や答えではない。アートだ。描いたのは小学2年の小原くん(8)。1年生だった昨年、夏休みの自由研究として27作を学校に提出、努力賞をもらった。コロナ禍の約2年間、描き続けた成果だ。
名づけて「電卓アート」。自由研究から、小原くんにベスト3を選んでもらった。
まずは「数字の山」と「数字の雨」。数字の流れが稜線(りょうせん)や雨粒を表す。「数字が好きなので、数字の山があったり、雨が降ったりしたらいいなと思いました」
そして、「すべりだい」。縦長のSのような記号は積分を表す。「見た目が面白いので、使ってみました。ちょっと急なすべり台ですけど」。ちなみに「dx」も積分で出てくる。
アートを制作しようと思って電卓と向き合うのではなく、なんとなく操作するうちに、絵になるのだという。持っている電卓は14台。「どれを使うのか、迷うときもあります」
絵を描くのは関数電卓だ。足す、引く、という四則計算に加えて、sin(サイン)やcos(コサイン)といった三角関数などを使える。分数なども教科書のような自然な形で表示する機種も増えてきた。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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