電器店で高齢者のそばに2人組 実は警察官「至れり尽くせり」のわけ

 昨年の特殊詐欺の発生件数が過去最多だった大阪府内全66署の中で、2年連続ワーストだったのが吹田市を管轄する吹田署だ。そこで署が思いついたのは、お年寄りに付き添い、自動で録音する機能などがついた防犯用電話の購入を手伝うことだった――。

 1月31日朝、吹田市の杉江久子さん(76)の自宅に署の地域課員ら2人が出向いた。

 署員が杉江さんを警察車両に乗せて向かったのは、5キロ以上離れた市内にある家電量販店「ジョーシン千里丘店」だ。

 杉江さんと署員が足を運んだのは、電話機売り場。「この電話には、非通知の着信を拒否したり、通話を自動録音したりする機能がありますよ」。店員から説明を受けた杉江さんは、ファクス機能が付いた約2万6千円の電話機を購入した。

不審な電話に「被害に遭ったら……」

 購入で終わりではない。

 3人は再び車に乗り込むと…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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