電気点検を装って入った高齢者の家からキャッシュカードを盗むなどしたとして、警視庁は、自称リフォーム業の松井孝司容疑者(53)=神奈川県平塚市山下=と、19歳の少年2人=ともに横浜市西区=を窃盗の疑いで逮捕し、26日発表した。調べに対し、少年の1人は「カードを盗み、金を引き出した」などと供述し、ほかの2人は否認しているという。
東京都と神奈川、埼玉両県では昨年7月以降、同じ手口による被害が他に少なくとも9件起きており、被害者はいずれも高齢者だった。警視庁は、防犯カメラの映像などから、全ての事件に松井容疑者が関与した疑いがあるとみて調べている。
捜査3課によると、3人の逮捕容疑は昨年11月24日午後3時15分~4時20分ごろ、共謀し、東京都小金井市の90代の夫婦の家から現金14万5千円とキャッシュカードを盗んだうえ、カードを使って近くのコンビニのATMで現金計40万円を引き出した疑いがある。夫婦に「電気点検です」とうそをついて家の中に入り、配電盤や天井裏を確認しながら、隙をついて金品を持ち去ったという。
同課は、周辺の防犯カメラの映像などから3人を特定した。現場近くまで車で来ていた様子も記録されていたという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル