水の供給を回復させることに時間を要し、能登半島地震の被災地では復旧がなお遠い。広範な液状化、移動を阻む交通事情など、いくつもの要因が重なった。住める環境がある場合でも、水がないために避難は長期化。被災者はどこで生活を続けるか、選択に直面している。
3時間掘り進めても
いまも6640戸で断水が続く石川県輪島市。復旧率は2月29日時点で41・8%にとどまっている。
2月24日朝、支援に入っている東京都水道局の職員らがアスファルトの道路を垂直に掘り進めた。前日に音聴器を使って地下の水道管を調べ、漏水の可能性があるとみていた場所だ。
作業を始めて3時間後、地下…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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