函館港の防波堤内に設置されていた二つの灯浮標(ブイ)が18日早朝、撤去された。函館海上保安部によると、もとは青函連絡船(1988年廃止)の専用航路を示す標識として設定された。連絡船専用航路としても使われた第2航路が25日限りで廃止され、ブイも必要なくなった。青函連絡船ゆかりの施設がまた姿を消した。
作業船がクレーンでまず第二号灯浮標を釣り上げて収容、第四灯浮標も釣り上げて撤去した。ブイの役割は防波堤の灯台で代用するという。
中央埠頭(ふとう)の先にあった第四号灯浮標は1927(昭和2)年11月、北埠頭沖にあった第二号灯浮標は1950年2月、それぞれ旧国鉄が設定し、67年に海上保安庁に移管された。
函館海上保安部は、現在整備中の若松埠頭岸壁への大型クルーズ船の乗り入れ増加を見込んで港内の航路を調整、北航路(旧第3航路)と南航路(同第1航路)の2本になる。(三木一哉)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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