青梅の強盗殺人事件、不審な車2台 運転役ら役割分担か

 東京都青梅(おうめ)市の無職小川和男さん(67)が自宅で殺害された事件で、警視庁が実行役として強盗殺人容疑で逮捕した2人とは別に、不審な車2台を確認していることが捜査関係者への取材でわかった。逃走用の車の運転役ら複数人で役割を分担していたとみて解明を進めている。

 事件は14日午前2時前後に発生したとみられている。捜査関係者によると、防犯カメラの捜査などにより、通行した時間帯や場所から不審車を絞り込んだ結果、ミニバンと銀色のセダン車が浮上している。

 銀色のセダン車は同日午前0時52~53分ごろと午前1時37~40分ごろの2回、現場から約130メートルの地点を往復する様子が防犯カメラに映っていた。また、マスク姿の男が午前1時57分ごろ、携帯電話を耳に当てて歩いている場面もあった。近くの別の防犯カメラにはミニバンが映っていたという。

 韓国籍の韓一仁(ハンイルイン)(31)と、野村俊希(25)両容疑者=いずれも住所、職業不詳=は、前夜のうちに路線バスで青梅に来ていた。事件後は近くの山中にいったん逃げ込んだ後、青梅を離れて八王子駅(東京都八王子市)に移動。当日中に東京都新宿区の歌舞伎町にある漫画喫茶にそろって入店した。その後もそれぞれ周辺に潜伏していたといい、警視庁は27日朝、歌舞伎町内で身柄を確保した。

 青梅署捜査本部によると、小川さんは14日午前1時54分ごろ、「泥棒が入った」と110番通報。約14分後、頭から血を流して倒れているのを署員に発見された。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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