東京都青梅(おうめ)市の無職小川和男さん(67)が自宅で襲われて死亡した事件で、警視庁は、いずれも住所不詳の、職業不詳橘健吾(26)、自称とび職簗瀬誠(23)の両容疑者を強盗致死容疑などで新たに逮捕し、24日発表した。橘容疑者は調べに「知りません」と容疑を否認しているという。
事件では実行役の男2人がすでに起訴されており、逮捕者は4人となった。捜査関係者によると、橘容疑者は事件当日にかけて実行役と携帯電話でやり取りし、事件について打ち合わせ、当日は簗瀬容疑者とともに現場付近に待機して周囲を見張っていたという。警視庁は、指示役などさらに関与した人物がいるとみて調べる。
青梅署捜査本部によると、逮捕容疑は昨年12月14日午前2時ごろ、共謀して実行役の2人が小川さん宅に侵入、金品を奪おうと小川さんの頭を鈍器のようなもので殴って死亡させたというもの。捜査関係者によると、事前に橘容疑者が刑務所で知り合った実行役の1人と「金持ちの高齢者がいる。ばれたら縛ればいい」などと話したという。また青梅市には、簗瀬容疑者と2人で愛知県からレンタカーで訪れたという。
小川さんは大金を持っていると知人らに話していたことから、警視庁が事件との関連を捜査している。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル