上空に流れ込む寒気の影響で、北日本では所々で雨や雪が降っています。 今日11月9日(月)1時すぎ、青森地方気象台は初雪を観測したと発表しました。平年より4日遅い初雪観測です。 本州の気象台の中では今冬1番早い初雪発表となりました。 (追記)4時すぎに岩手県の盛岡地方気象台からも初雪の観測が発表されました。平年より3日遅い初雪です。
青森では今年2月3日から目視観測が自動化
一部を除く全国の地方気象台・測候所では、今年2月3日までに目視観測が自動化されました。これにより「初雪」の観測も自動判別になっていて、青森では自動観測となって以降で初めての初雪発表となります。 降水があった場合の降水種別(雨、雪、みぞれ)は、気温と湿度の観測値から判別する方法がとられています。同じ気温でも湿度が低いほど雪として降りやすくなります。 青森では昨夜21時すぎから断続的に降水が観測されていて、湿度は74%と高いものの、1時には気温が3℃台にまで下がり、みぞれまたは雪と解析された模様です。みぞれは「雨と雪が混在して降る降水」のことを指すため、初雪の定義にあてはまります。 気象庁によると、従来の人の目視による観測と違って連続的な観測が可能となったため、自動観測になると「初雪」は早くなる傾向とのことです。なお平年値は自動観測用の平年値に更新されています。 一方、昨冬の観測は目視観測であったため、「昨季より5日早い観測」ではあるものの単純な比較は出来ません。
山間部では積雪や路面凍結に注意
10日(火)9時の寒気の予想図を見ると、平地で雨が雪に変わる目安の-6℃の等温線が東北地方にまで南下することが示唆されているのがわかります。 今回の寒気の流れ込みは11日(水)頃まで続き、北海道や東北北部の日本海側の地域を中心に雪が降る予想です。積雪による路面状況の悪化や、路面凍結に注意してください。
ウェザーニュース
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