青空へと昇るエレベーターの先には、「駅」 きっかけは惨事の記憶

おでかけ関西 ちょっとウラ話

 山と海に囲まれた小さな集落に、都会の巨大ビルのような建物がぽつりと一つ。夏の日差しに照らされ、異彩を放っていた。

 近づくと、正体はエレベーター。乗り込んでみると、ボタンは2階までしかない。ゆっくりと青空に向かって昇っていく。その間、透明なガラスの箱は、だんだん小さくなっていく青々と光る日本海を映し出していた。

 約40秒後――。

 地上41メートル。たどり着…

この記事は有料記事です。残り1505文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment