今夏の全国高校野球選手権栃木大会でベスト4に進出するなど、栃木県内有数の強豪校として知られる私立青藍泰斗(せいらんたいと)高(佐野市)硬式野球部の男性監督(27)が7月、2年生部員10人の頭を平手でたたくなどしたことが1日、同校への取材でわかった。同校は体罰と認め県や高野連に報告、監督の処分を検討している。
同校によると、監督は7月4日夜の自由時間中に、寮近くのサブグラウンドで遊ぶ2年生部員10人を発見。その後寮に1~3年生の部員約40人を集め、遊んでいた10人を正座させて1人1発ずつ頭を平手でたたいたという。部員にけがはなかった。
体罰が撮影された動画が一時ツイッターに投稿され、同校は同月30日に事態を把握。監督は練習に打ち込む3年生を差し置いて遊ぶ2年生への指導だったと説明し、「全て自分が悪い。やってはいけないことをしてしまった」と話しているという。
監督は今夏の大会で指揮を執ったが、現在は指導を自粛。同校は「二度と体罰を起こさないように、厳正に対応する」と話した。
同校野球部は平成2年に夏の甲子園へ出場。プロ野球選手も輩出している。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース