面接官が男性にもセクハラ!? 就活現場で何が……?(TOKYO MX)

TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。5月30日(木)の放送では、就活における男性のセクハラ被害について意見を交わしました。

◆性的体験談を聞かせることも…

日本労働組合総連合会(以下、連合)は、20代男性の5人に1人が「就活セクハラを受けたことがある」という調査結果を発表しました。

この調査は、就活の経験がある20~50代の男女を対象に実施したもので、「セクハラを受けたことがある」と答えた人は全体のおよそ10%。なかでも、20代男性が最も高い割合を示していました。この結果について連合は「セクハラする側の認識が甘く“男性なら大丈夫だろう”と思っている部分があるのでは」と分析しています。

なお、セクハラの内訳を見ると「性的な事実関係(性体験など)の質問」に次いで「性的な冗談やからかい」。さらには「個人的な性的体験談を聞かせる」「性的な内容の情報(噂)の流布」が上位を占めました。

◆企業側の意識改革が必要

就活現場でのセクハラに対して、弁護士の三輪記子さんは「応募者がすごく弱い立場に置かれている。そこに乗じているとしか思えない」と指摘します。

また、応募者よりも採用者が年上になるケースが多く、ジェネレーションギャップや距離感の掴み方の違いから「いわゆる性的な言動を、一種のコミュニケーションと捉えている、間違った認識を持った人が多いのでは」と推察。セクハラ被害を減らすには、採用する企業側の“意識改革”と“ロールプレイ”の徹底を促しました。

キャスターの宮瀬茉祐子は「セクハラの対象として気にしているのは、圧倒的に女性」と経験を振り返ります。女性に質問しづらいこと、例えば、恋人の有無なども“男性には聞いても大丈夫”と思ってしまう傾向にあるそうです。それだけに「この根本的なところを、私自身が気をつけないといけない」と気を引き締め直します。

さらには、昨今のセクハラの根本にあるのは、相手を思いやる意識ではなく「セクハラをしてはいけない、みんな自己防衛に走っていると思う」とも。

この意見に三輪さんは「どんな人であれ、相手の立場に立ってものを言わないといけないというすごく根本的な話でよかった」と共感を示すと、MCの堀潤も「本当にそうですよね」と拍手を送っていました。

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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