頭のツノ、まるで牛?愛らしいおちょぼ口の七「ふく」神

 今年の干支(えと)の丑(うし)にちなんで、牛の角のように頭に2本の突起があるコンゴウフグが仙台うみの杜水族館(宮城県仙台市宮城野区)で展示されている。体の脇にある胸びれをせわしなく動かすかわいらしい姿で来館者を楽しませている。11日まで。

 突起のある見た目から英名は「ロングホーン・カウ(牛)フィッシュ」。もともとは南方の太平洋など暖かい海に生息するフグの一種だ。黄色い体におちょぼ口が愛らしいが、体は硬い皮膚に覆われ、他のフグと同じように毒を持つ。

 飼育担当の玉井正史さん(65)は「フグは『ふく』とも呼ばれるので、七福神にかけて7匹展示した。人を見ると寄ってくるかわいらしい姿を見て、幸せなお正月を迎えてもらいたい」と話す。

 31日に家族で訪れた仙台市太白区の派遣社員山中美幸さん(30)は「ツノがアンテナみたいでかわいい。干支のご利益にあやかれるように、家内安全をお願いしたい」と手を合わせていた。(近藤咲子)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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