17日(日)は太平洋側を中心に晴れて、日本海側の天気も回復へ。ただ、西よりの風が冷たく吹きつけるため、お出かけには寒さ対策が必要です。
17日(日):師走のような風の冷たさに
東北北部に初雪、東北南部に初冠雪の便りを運んできた上空の寒気は、17日(日)午前中まで居座る予想です。このため、東北日本海側では朝にかけて雪や雨が降りやすく、天気が回復するのは午後になってからでしょう。東北太平洋側では朝から日差しが届いて、午後を中心にすっきりと晴れる見込みです。ただ、寒気の影響で、気温の上がり方は緩やかです。
昼間でも北部は一桁どまり、南部も15度には届かないでしょう。さらに、17日は西よりの強風が吹くため、体感としては数字以上にブルっとした寒さになりそうです。最高気温は、青森で12月上旬並み、秋田と盛岡で11月下旬並み、山形、仙台、福島で平年並みの予想ですが、冷たい季節風が加わることで体感温度はグッと下がるでしょう。お出かけの際は風を通しにくい厚手の上着を羽織って、寒がりの方はカイロがあると安心です。
夜は移動性の高気圧に覆われますので、風は収まって穏やかに晴れる所が多いでしょう。
19日(火)~20日(水):再び寒気到来
14日(木)は青森と秋田で初雪を観測し、東北にも雪の季節が到来しました。
寒気は17日(日)の後半に抜けていくものの、ホッとできるのは束の間。18日(月)に寒冷前線が通過したあと、19日(火)には上空に今シーズン2度目となる強い寒気が流れ込むでしょう。寒気のピークは20日(水)ごろで、上空1500m付近でマイナス6度以下(降水があれば平地で雪となる目安)の寒気が山形県や宮城県付近まで南下してくる予想です。今季一番強い寒気となる可能性があります。このタイミングで、初雪が10日ほど遅れている盛岡のみならず、山形や仙台、さらに福島からも初雪の便りが届くかもしれません。ただ、来週前半の寒波が通り過ぎれば、しばらく強い寒気の流入は予想されず、冬の訪れはゆっくりとなるでしょう。まだ日中は秋の過ごしやすい日が期待できそうです。
日本気象協会 東北支社 佐々木 優実
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