名古屋市や岐阜市の風俗店から用心棒代を受け取ったとして、愛知県警は1日、指定暴力団山口組弘道会系組長で高山組幹部の棚町勝利容疑者(59)=名古屋市港区=と、会社員の蜂谷誠容疑者(54)=碧南市=を県暴力団排除条例違反などの疑いで逮捕し、発表した。
高山組は弘道会の最有力組織の一つで、県警は昨年、組長とナンバー2を相次いで摘発。主要幹部が不在のなか、棚町容疑者が実質的に組の運営に関わっていたとみている。
捜査4課によると、棚町容疑者らは6月30日、名古屋市中区と岐阜市のホストクラブやバーの経営者4人から、用心棒代として現金30万円を受け取った疑いがある。
県警は、棚町容疑者らが2013年1月ごろから21年6月まで、少なくとも3300万円以上を徴収していたとみている。現金は、店の経営者から棚町容疑者の知人の夫婦を介して蜂谷容疑者に渡っていたという。県警は用心棒代の支払いが発覚しないよう複数の人を介したとみている。
県警の調べに、棚町容疑者は「まったく知らない」と容疑を否認。蜂谷容疑者は「何も話したくありません」と話しているという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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