飛び出した爆弾発言 国内最大級ハロウィン終幕の舞台裏

 1997年に始まり、国内最大級のハロウィーンイベントとして知られた「カワサキ ハロウィン」が、その歴史に幕を下ろすことになった。コロナ禍に見舞われた昨年は初めてオンラインで開催。コロナ禍が収まらないこともあり、今年は開催を断念し、今後も開催しないという。主催者はコロナ禍以前から大人数が集まるリアルパレードへの限界を感じ、止め時を考えていたと明かす。(斎藤博美)

 「カワサキ ハロウィン」の終了は27日、主催団体の一つ「チッタエンタテイメント」が発表した。

 「カワサキ ハロウィン」は97年、JR川崎駅前のシネマコンプレックス「チネチッタ」の10周年記念イベントとして誕生した。

 「最初は人集めに苦労しました」。イベントの立ち上げに責任者として関わった、「チッタエンタテイメント」取締役の土岐一利さん(58)は振り返る。

 だが徐々に注目を集め、国内外から参加者が増えた。川崎市や地元商店街、大型商業施設などが主催者に名を連ねる一大イベントに成長し、ハロウィーンイベントとしては国内最大級といわれるようになった。

 一昨年には、リアルパレード…

この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り:985文字/全文:1460文字

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment