南インドで出会ったのは、食べ放題ではなく、「食べさせられ放題」だった。
2人組料理ユニット「マサラワーラー」(マサラは香辛料を混ぜたものの意味)の鹿島信治さん(45)は、茨城県古河市の実家から、軽乗用車に調理器具を積み込み、全国どこへでも出かける。
食通のパーティーや寺の広間を借りたイベントに呼ばれては、20~100人分ほどの南インド料理を作りまくる。東京・新宿にあるライブハウスのステージで作ったこともある。
中学時代は「プロレスラーになりたかった」。栃木県内にあるレスリングの名門高校に進み、インターハイや国体にも出場した。
次に夢中になったのは音楽だった。演奏の場を求めて東京に移り住み、インドの弦楽器シタールに魅せられてバンドを組んだ。
画家の武田尋善(ひろよし)…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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