5月に亡くなった歌舞伎俳優の片岡秀太郎さん。忘れられない思い出があると関東生まれの同僚は言う。
10年ほど前、取材で楽屋を訪ねたときのこと。「おいしいから食べよし~」。上方歌舞伎を代表する女形はやわらかく言い、ドーナツを勧めてくれた。気づかいもさることながら、ホントに「よし」と言うんだと感じ入ったと。
私もライターの島﨑今日子さんに「さあ、食べよし」と勧められたことがある。島﨑さんは京都生まれ。子どものころ大阪市内に引っ越した。近所の子と遊んでいて「こっちに来よし」と言うと、「きよしは散髪屋のおっちゃん!」と返ってきたそうな。さすが大阪の子やな~。
食べよし、来よし、起きよし。この「よし」って、いったい何?
記事の最後では料理研究家・大原千鶴さんおすすめの「食べよし」もご紹介しています
動詞連用形につける助詞で…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル