ポテチの賞味期限を4カ月→6カ月に延長
数字のごろ合わせで「ごみゼロ」の5月30日、カルビーはポテトチップスの賞味期限延長を発表した。
【画像】「2分の1ルール」で食品ロスが減らせる仕組みを見る…
カルビー・小倉智行執行役員:
食品ロスの削減を目的にした『賞味期限の延長』ならびに、『月表示』への変更を実施いたします
対象商品は、カルビーポテトチップスのほぼ全商品100種類。
ポテトチップスについては現在4カ月の賞味期限を2カ月延ばし6カ月に。
筒状の容器に入った「ポテトチップスクリスプ」は12カ月から13カ月に賞味期限を延長する。
賞味期限表示も「年月日」 から「年月」のみに
また、パッケージなどに印字される賞味期限を年月日から年月表示に変えるため、日持ちの幅をつくるよう、製造工程での工夫をしてきたという。
カルビー・小倉智行執行役員:
長い年月をかけて『使う油の配合』をいろいろ改善を積み重ねてきたり、今回総合してもう1回賞味期限について科学的に評価をし直してみたところ、『全然いけるね』ということが判明した
食品ロスは、日本で推計年間643万トン
まだ食べられるのに捨てられてしまう、いわゆる食品ロスは、日本で推計年間643万トン。
政府が2030年度までに、2000年度に比べて食品ロス半減を目標に掲げる中、先週、食品ロス削減推進法が成立した。もったいないを減らす企業・自治体・各家庭での一層の努力が求められている。
納品期限も「3分の1ルール」→「2分の1ルール」へ
マーケティングアナリスト 渡辺広明氏:
業界には3分の1ルールという商慣習があります。これはメーカーが商品を製造して賞味期限までが6カ月とすると、スーパーに納品するまでの期限を2カ月とするもので、よって3分の1ルールと呼ばれています。この2カ月を過ぎるとお店に出る前に商品が廃棄されてしまうことになるんですね。
しかし、今回の食品ロスの流れの中で、2分の1ルールというのができて、納品期限を3カ月に伸ばすことによって食品廃棄を減らしています。これは大手コンビニや大手スーパーが率先してやり始めているので中小にもこれから広がっていけば、商品が納品される前に廃棄されることが減っていくと思います
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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