東京電力福島第一原発事故で立ち入りが規制されている福島県飯舘村の帰還困難区域のうち、国が除染や復興の対象にした「特定復興再生拠点」(復興拠点)の避難指示が1日、解除された。県内6町村で計画された復興拠点の避難指示解除はこれで完了した。朝日新聞の集計では6町村の復興拠点に戻った人口は計158人で、住民登録者数の1・2%だった。
解除されたのは同村長泥(ながどろ)地区の復興拠点186ヘクタールなど。同拠点には62世帯197人が住民登録するが、解除直前の「準備宿泊」に参加した住民は7人だった。
原発事故の当初、帰還困難区域は放射線量が避難基準の2・5倍超に上昇し、国は「将来にわたり居住を制限する」との方針を決めた。
しかし、放射線量がある程度下がっていることが分かり、政府は2017~18年、帰還困難区域をもつ7市町村のうち6町村の一部を復興拠点と認定し、除染後に避難指示を解除すると決めた。
いつ戻れるかわからず解体した家も
復興拠点の面積は帰還困難区…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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