飲酒運転の根絶めざす条例、地域で温度差 対策進む福岡は事故最少に

有料記事

伊藤繭莉 相江智也

 千葉県八街(やちまた)市で飲酒運転のトラックが下校中の小学生の列に突っ込み、5人が死傷した事故から28日で2年となる。千葉県は事故をきっかけに、飲酒運転の根絶を目的とした条例を施行。全国でも11道県が同様の条例を定めていて、うち3県では違反者にアルコール依存症の診察や指導を受けるよう求めるなどの取り組みが進んでいる。

 一般財団法人「地方自治研究機構」の調査によると、飲酒運転に関する条例を制定している都道府県は6月時点で、北海道▽山形▽宮城▽千葉▽石川▽三重▽和歌山▽岡山▽福岡▽大分▽沖縄の11道県あった。

 朝日新聞が11道県に条例の内容を詳しく聞いたところ、飲酒運転の違反者やその疑いがある人を目撃した場合に通報を求めているのは、北海道、宮城、岡山など7道県。福岡では、タクシーや運転代行事業者らに通報訓練をするように努力義務を課し、飲酒運転を目撃した想定で訓練を実施している。

福岡では飲酒運転の交通事故が最少に

 違反者が飲酒をした飲食店に…

この記事は有料記事です。残り1412文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment