大阪府は11日、大阪市内の飲食店12店で10月下旬に実施した実証実験の結果を公表した。実験では客にワクチン接種証明や陰性証明の提示などを求めたが、客の9割が「簡単だった」とする一方、飲食店からは「手間がかかった」との声が上がった。
実験は、新型コロナウイルスの感染再拡大で再び緊急事態宣言が出ても、ワクチン接種証明などを活用することで、飲食店やイベントなどの制限緩和を可能にすることが狙い。
大阪・ミナミの道頓堀周辺の12店舗が25~29日に参加し、12店のうち11店がアンケートに回答。「混雑時には対応できない」「外国人の来客への対応が難しかった」といった意見が出た。実際に導入するかについては、「積極的に参加したい」はゼロ。7店が「認証の要件にされるか、導入により制限が緩和されたら採用する」と答えた。
客は来店した816人のうち…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル