遠藤美波
年明けの1~3日の3日間に、東京都内(稲城市と島嶼〈とうしょ〉部を除く)で28~93歳の男女9人が餅をのどに詰まらせて救急搬送されていたことがわかった。東京消防庁が4日発表した。このうち90歳代の女性1人が死亡し、60~90代の男女5人が心肺停止状態になるなど重い症状だという。
同庁によると、搬送されたのは20代が1人、60代が1人、70代が3人、80代が2人、90代が2人。亡くなった90代女性は渋谷区内の自宅で3日午後4時ごろ、お汁粉を食べた際に餅をのどに詰まらせ、搬送先の病院で死亡が確認された。
また、1日には日野市内の自宅でお雑煮の餅を食べた80代男性が餅を詰まらせ心肺停止状態になった。西東京市内でも70代男性が自宅で餅を食べてのどに詰まらせ、心肺停止の状態で病院に搬送された。
窒息事故を防ぐ方法として、同庁は①食べやすい大きさまで餅を切る②ゆっくりかんでからのみ込む③乳幼児や高齢者と一緒に食事する際は注意を払う④応急手当ての方法をよく理解しておく――といった点に気をつけるよう呼びかけている。(遠藤美波)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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