東京消防庁は1日夕、同日午後4時までに東京都内(稲城市と島しょ部を除く)で70代~90代の男性5人が餅をのどに詰まらせ、救急搬送されたと発表した。このうち1人が搬送時点で死亡し、ほかの4人も心肺停止などの重い症状という。
同庁によると、搬送されたのは70代1人、80代3人、90代1人。西東京市では午前10時すぎ、90代の男性が自宅で心肺停止になり、その後、死亡した。板橋区では正午前、80代の男性が自宅で雑煮の餅を詰まらせ、心肺停止になった。
餅や団子による窒息事故は年末年始に集中する。救急搬送される人はお年寄りが多く、2019年までの5年間では65歳以上が89%を占めている。同庁は、餅を小さく切る▽ゆっくりとかんでから飲み込む▽乳幼児やお年寄りと一緒に食事をする時は注意を払う▽餅を食べる前にお茶や汁物でのどを潤す▽応急手当ての方法を調べておく――などを呼びかけている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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