福岡市中央区の商業施設で女性が殺害された事件で、女性の傷は首や胸に集中し、殺害場所とみられる女子トイレに血だまりができていたことが、捜査関係者への取材でわかった。福岡県警は、女性が強い殺意を持った人物に襲われたとみている。現場で血の付いた包丁を持っていたとして銃刀法違反の疑いで逮捕した自称15歳の少年の関与についても調べる。
県警によると、殺害されたのは福岡市南区若久3丁目、事務アルバイト吉松弥里(みさと)さん(21)。司法解剖の結果、死因は出血性ショックだった。
吉松さんは28日午後7時半ごろ、「MARK(マーク) IS(イズ) 福岡ももち」1階の女子トイレで、血を流して倒れている状態で見つかった。首など上半身を中心に複数の刺し傷や切り傷があり、搬送先の病院で死亡が確認された。
捜査関係者によると、吉松さんの首や胸の同一箇所を何度も刺したり切りつけたりしたような傷が複数あり、トイレ内には血だまりができていた。店内の防犯カメラには女性の後ろを歩く少年らしき姿も映っていたという。
一方、少年は1階で血の付いた刃の長さ18・5センチの包丁を持っていたとして取り押さえられた。捜査関係者によると、少年は九州の少年院から26日に福岡県内の更生保護施設に移ったが、27日に無断でいなくなっていたという。
県警は30日、少年を銃刀法違反容疑のほか、取り押さえられる際、女性(39)や女児(6)を包丁で脅したとされる暴力行為等処罰法違反(脅迫)容疑も加えて福岡地検に送検した。
少年がいた更生保護施設とは?
更生保護施設は、刑務所や少年…
2種類
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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