安倍晋三首相は15日夜、ジャーナリストの櫻井よしこ氏が主宰するインターネット番組「言論テレビ」で、今年1月に閣議決定された黒川弘務東京高検検事長の定年延長を野党側が恣意(しい)的な人事だとして撤回するよう求めていることについて、官邸の介入については「ありえない」と否定した。「検察庁人事は検察トップも含めた総意で(人事案を)持ってきて承認している」と述べた。
一部メディアが黒川氏について「安倍政権に近い」と表現していることに関しては「全く事実ではない。黒川さんと2人でお目にかかったこともないし、個人的な話をしたこともない。黒川さんも検事としての矜持(きょうじ)を持っていると思うが、イメージが作り上げられている」と反論した。
また、憲法改正について「私としては何とか成し遂げたい」と改めて強調した。同時に、「自民党として4項目の改憲イメージを示しており、憲法9条への自衛隊明記も決めている。私の次の総裁も、その時にできていないことをしっかりチャレンジしてくれると確信している」とも述べた。
首相は中東海域に向かった護衛艦「たかなみ」の出航式の際に会場近くで「憲法違反」を訴え、デモをする人たちがいたことにふれ、「こういう状況に終止符を打つのは私たち政治家の使命だ。その責任を果たしていきたい」と語った。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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