首相の車が通過した30秒後、容疑者に似た姿 現場近くの防犯カメラ

田添聖史

【動画】防犯カメラ映像に映っていた木村隆二容疑者によく似た男=雑賀崎漁業協同組合提供

 衆院補選の応援演説に訪れた岸田文雄首相の近くに爆発物が投げ入れられた事件で、現場から北に約100メートル離れた場所の防犯カメラに事件の数分前、木村隆二容疑者(24)=威力業務妨害容疑で現行犯逮捕=によく似た男が映っていたことがわかった。男は岸田首相を乗せたとみられる車列が通過した約30秒後、現場へ歩いて向かっていた。

 防犯カメラは、事件があった和歌山市の雑賀崎(さいかざき)漁港内の消防団倉庫前に2台設置。木村容疑者によく似た男は15日午前11時18分ごろ、北側から歩いてカメラの前を通り、演説会場の方へ向かった。事件は同11時25分ごろに起きた。

 男は灰色のリュックを背負い、黒っぽい手提げカバンと傘のようなものを左腕にぶら下げていた。

 カメラを管理する地元漁協関係者によると、和歌山県警の捜査員らが消防団倉庫を訪れ、内部を調べていったという。(田添聖史)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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