首相ら殺害目的で爆発物投げたか 7つの容疑で追送検、捜査終結へ

 和歌山市の選挙演説会場で岸田文雄首相の近くに爆発物が投げ込まれた事件で、和歌山県警は31日、木村隆二容疑者(24)を岸田首相らへの殺人未遂や爆発物取締罰則違反など七つの容疑で追送検し、発表した。県警は近く捜査を終結する。

 木村容疑者は4月に威力業務妨害容疑で現行犯逮捕され、火薬約530グラムを製造した火薬類取締法違反(無許可製造)容疑で5月に再逮捕。一貫して黙秘し、精神状態を調べるため9月1日を期限に鑑定留置されている。和歌山地検は結果を踏まえ、刑事責任能力の有無を判断する。

 発表によると、木村容疑者は昨年11月から今年4月15日までに、自宅やその周辺で爆発物二つを製造。4月15日昼、和歌山市の雑賀崎(さいかざき)漁港に設けられた衆院補選の演説会場で、岸田首相ら複数人を殺害する目的で爆発物一つを投げて爆発させ、聴衆の70代男性と警護中の30代の警察官の計2人に軽傷を負わせた疑いがある。

 県警によると、爆発物二つは…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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