警視庁は1日深夜、東京都内で初めてとなる高速道路内での飲酒検問を実施した。飲酒運転が原因の交通事故が首都高速で相次いでおり、「検問のない高速道路なら飲酒運転してもばれない」といったドライバーを一掃するのが狙いだ。
検問をしたのは、首都高9号線の辰巳第1パーキングエリア(PA)=江東区。高速道路交通警察隊の隊員が本線を封鎖して全車をPA内に誘導し、アルコール検知器を使って運転手の呼気を一人ずつチェックした。周辺は改造車両に乗って都心環状線を高速で周回する「ルーレット族」のスポットにもなっているため、違法な改造車両がないかにも目を光らせた。
飲酒検問は通常、安全の観点から道幅にゆとりのある一般道で行っている。高速道路は本線上で車を止めてしまうと後続車に追突される危険があるため、かつては料金所で停止する車両に対して行われていた。しかしETCの普及によって停車のタイミングが少なくなり、検問の機会が減っていた。
その一方、警視庁は今年、都…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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