光墨祥吾
太平洋戦争末期の沖縄戦で、旧日本軍が首里城(那覇市)地下に置いた第32軍司令部壕(ごう)について、沖縄県が実施している周辺地形のドローンによる測量が22日、報道陣に公開された。詳細なデータをとり、県が専門家をまじえて進めている司令部壕の保存・公開の検討材料とする。
ドローンは、首里城周辺の住宅地上空約50メートルを飛行し、地上にレーザーを照射。この日は約500メートル四方の地形データを集めた。計1キロ四方分の地形データを壕内部で8月に収集したデータと組み合わせることで、地上と地下の位置関係などを立体的に把握することが可能になるという。
司令部壕の保存・公開は首里城火災をきっかけに求める声が高まり、県は今年1月に検討委員会を設置。今後、今回の基礎調査結果などを踏まえて中間報告をまとめる予定。(光墨祥吾)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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